外傷性頚部症候群で12級13号が認められる場合

外傷性頚部症候群で12級13号が認められる場合は、下記の①から④の要件にあてはることが必要です。その他、必要に応じて⑤以下の要件にあてはまる必要があります。

①事故直後から、左右いずれかの上肢、肩~手指にかけて強烈な痺れを発症していること、それらの症状が現在も継続していること。

②MRI画像で神経根の圧迫が明確に確認できること、頚椎の全体に、年齢変性所見が乏しく、経過のMRIで、C4/5、5/6、6/7のいずれかにヘルニア所見椎間板突出が認められていること。

③自覚症状に一致して、スパーリング、ジャクソンテストで陽性を示していること。

④支配領域に一致して、深部腱反射テストで、低下もしくは消失所見が得られていること。

⑤症状のある上肢、上腕と前腕に、筋萎縮検査で筋萎縮が認められること。

⑥MRIで末梢神経の圧迫が確認できないときは、3もしくは3.5テスラのMRI撮影を受ける。
脂肪抑制で該当する障害部分について、2mmスライスで撮影を受け、水平輪切り画像で確認する。

⑦これでも圧迫所見が確認できないときは、神経内科の針筋電図検査を受けることになります。 針筋電図検査により、下位ニューロン、末梢神経原性の異常所見=左右差がハッキリと確認できるときは、画像所見と同等の他覚的所見となります。

自賠責調査事務所によれば、「12級13号とは、他覚的検査により神経系統の障害が証明されるもの、自覚症状に一致する外傷性の画像所見と神経学的所見の両方が認められるもの。」とされています。

12級が認定された場合、賠償額は後遺障害慰謝料だけで290万円になります。

その他、例えば、専業主婦の場合、症状にもよりますが逸失利益は350万円程度になることもあります。

休業損害や通院慰謝料を合計すると、700万円から800万円になることもありますので、追突事故により首のむち打ち(外傷性頸部症候群)被害にあわれた方はできれば事故直後、治療中の段階でできるだけ早めに弁護士岡田潤にご相談ください。必要に応じて後遺症や医療の専門家の協力を受けて被害者の方をサポートいたします。